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Since May 26 2007 |
2008年 08月 13日
去る7月下旬に、東京日本橋の高島屋デパートで、『日本の絹展』」という催しがあった。
「絹糸」を作り出すのは、「蛾」のなかまの「カイコ」だが、「野蚕」といって、いわゆる「ヤママユ」のなかまの「蛾」も数種類いるのだそうだが、そのうちのひとつとして、請われて、わが「ヨナクニサン」の「芋虫」の写真が展示された。 実に、名誉なことだが、そんなことを機会に、「絹」について、インターネットで調べていくうちに、いろいろと教えられることが多かった。 先年、降ってわいたような出会いをした、わが「ヨナさん」が、導いてくれためぐり合わせ というものだろうと思う。有難いことである。 『日本の絹展』の協賛(?)された、東京農工大・蚕学研究室の横山先生からいただいた会場のお写真を中心に、「シルク」などについて、紹介することにいたしました。 「日本の絹展」のメイン・コーナー(?) 中央の柱の基部を写した写真が、下の写真 わが「フォト・トピックス・ヨナクニサン」から抜粋されたもの。 その前には、「ヨナクニサン」の繭と、その繭から紡がれた絹糸の実物が展示されている。 味のあるもやもやの「スラブ糸」は、「工房あそびいと」の矢崎小恵さんが引いたものだそうです。 【参考資料など】 昔々のことになってしまいましたが、人間は土間に寝ても、「お蚕さん」は座敷で 生活するほど、大事にされた時代があったということは、知らない人のほうが多い のではないでしょうか。その頃の養蚕農家の母屋の構造は「お蚕さん」のことを 中心に設計された建物になっていたそうです。 「お蚕さん」は「オコサン」と呼ばれるほどに大事にされていたものだそうです。 一時、すっかり日陰者になってしまった「お蚕(こ)さん」も、最近では、「バイオ」 のテーマのひとつになって、新しい応用分野も開けてきたようです。 ◇ 絹 (フリー百科事典『ウィキペディア』) 中国の絹織物と「アヘン戦争」との関係など、はじめて知った記事が。 その「アヘン」が、やがて「ゴールデン・トライアングル」などという地名などにも 係わり合いを持ていくわけですね。 ◇ カイコ (フリー百科事典『ウィキペディア』) 普通の「カイコ」は、「ヨナクニサン」などが「野蚕」とよばれるのにたいして、 「家蚕」といって、人為的に選抜された種の昆虫で、自然界には棲息しないもの なのだそうです。永遠に飼育し続けなけれ絶滅してしまう生物なのですね。 ◇ 横山先生の研究室 (東京農工大学農学部生物生産学科, 蚕学研究室) 農工大の前身のひとつが、1874年に内務省勧業寮の蚕業試験掛ということを はじめて知りました。明治時代初めの頃のことです。 そういえば、我々の高校時代、農工大繊維学部というのが、あったような記憶が よみがえってきました。入学願書を出そうかどうか迷った学校のひとつでした。 ◇ 草木染工房 - 工房あそびいと 「ヨナクニサン」の糸で織った「作務衣」を着たいと思うのは、見果てぬ夢かも。 ◇ インドネシアの「野蚕」事業 (ロイヤル・シルク財団) ここに出てくる「アカタス」というのは、「ヨナクニサン」の学名、Attacus Atlas からとられた呼び名です。 「蛹」が「蛾」になった抜け殻の「繭」から、糸が引けるというのもいいし、大規模な 植樹活動をしているというのもすごい。 恥ずかしながら、インドネシアに王室があるということも初耳でした。 ◇ ジム・トンプソン (フリー百科事典『ウィキペディア』) タイの「シルク」といえば、今や世界的に有名なブランドになってしまいましたが、 20年あまり前までは、まだまだメジャーではなかったようです。 定宿にしていた安ホテルが、ジム・トンプソンの旧宅の近くだったこともあり、 日本への土産品などを購入したこともありました。 ◇ 世界最大の蛾 - ヨナクニサン(与那国蚕) (拙稿) 10年ほど前、長野時代に、一度お目にかかったことはあるものの、「蛾」は、 好きになれなかったので、興味もわかなかったのですが、昨年、番(つがい)の 「ヨナクニサン」を間近かに見るチャンスに恵まれ、あまりの美しさにすっかり ほれ込んでしまいました。 自然界には、野鳥や昆虫など、見とれてしまうような動物は沢山おりますが、 長い時間じっとしていて、鑑賞させてくれる「ヨナクニサン」は、今後とも、 「愛しの恋人」のような存在になりそうです。
by payarn
| 2008-08-13 21:09
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