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Since May 26 2007 |
2008年 07月 09日
【 庭の苔 】 我が家の庭は、道路に面した門から、母屋の前までなど、雨続きの季節でも、ぬかるまないようにコンクリートを打ってあるが、その両はじ1mほどは、レンガ敷きにしてある。 コンクリートだけでは、あまりにも殺風景だということと、タイの古跡などでよく見かける、風化したレンガの風情が気に入っていて、雰囲気だけでもまねができたらというつもりだった。 実は、このレンガ敷きの歩道の部分、全く予期していなかったことだが、いつの頃からか、雨期も半ばを過ぎると、きれいな緑色の苔に覆われるようになった。 乾期には、すっかり枯れて干上がってしまうのだが、この季節の、輝くような緑色は、妖気を感じさせるほどに、素晴らしいものである。 京都の「苔寺」のことを思い出したり、時には武田泰淳の「ひかりごけ」などまで、思い起こすことがある。 さらには突飛な連想だが、「ひかりごけ」の「ガルバリズム」から、北タイの先住民「ワ族」の食人習慣にまで思いをめぐらしたりすることも。 我が家のタイ人どもは、気にも留めないだろうし、こんなものが美しいなどと思う感性は持ち合わせてはいないだろうが、日本独特の「数寄趣味」なのかもしれない。 この時期には、苔を踏みつけて「歩道」を歩く気になれないばかりか、雑草とりすら手を抜かざるを得ない。 【体調】 昨夜は、小生の体調が悪く、あわや義弟・タウィに「救急出動」を依頼する寸前だった。 「降圧剤」を「RESER」に変えて以来、ときどき胸部が苦しくなることがあったが、まだ大丈夫と続けていたのがいけなかった。というか、この薬が原因かどうかも判然としなかったわけだが、今にして思い起こすと、ほぼ100%「RESER」の副作用のように思われる。 この薬をやめて2日目になる今朝方まで、「胃・食道逆流症」らしい発作が続いていたが、新しい「降圧剤」、「ACE inhibitor」系の「Anapril 5mg(Enalapril)」に変えたあと、いまのところ発作は治まっている。 はじめての体験というわけでもないが、「心臓」というのは、「エンジン」のようなもので、ここに故障の兆しが現れると、ついつい、これで一貫の終わりかなと弱気になってしまう。 指の怪我で、のびのびになっていた庭の芝草刈り、かみさんの命令で、大事をとって、姪のつれあい「アイ・タン」に代ってもらった。 【政変近し!】 タイの政局は、大変なことになってきた。 政権与党が、昨年暮れの総選挙での幹部の選挙違反の有罪が確定し、党幹部の選挙違反に連座して政党与党に解散命令が下りそうなのである。ことの張本人・ヨンユット前下院議長は、チェンライ県の出身で、タクシン元首相の手代の役目を果たしてきた「やり手」なのだそうだが、「やり手」にしては、脇が甘すぎるようである。 さらには、現職の外務大臣の独断的外交行為が違憲ということになったり、さらにさらに、日本が火元の、ODA汚職に関連し、当時都知事だった、現サマック・スンタラウェート首相や現職閣僚にまで、火の粉がかかりそうな雰囲気である。 いずれ、権力闘争の一部とはいえ、内閣がひっくり返るのは避けられそうにない。 近日中に「解散・総選挙」ということになり、世の中大混乱ということになるのだろうが、下々にまでトバッチリがかかるというのは困りものである。今日も、政府買取米の「米代金」を早く支払えデモで、チェンライに通じる道路が半分閉鎖状態らしい。 汚職だワイロだ、買収だなど、聞いただけで吐き気を催す話だが、ことタイに限っては、『白川の清きに魚は住みかねて もとの濁りの田沼恋しき』などということになってしまうのも困るわけで、部外者としては、ほどほどにしておいてよと言いたい。 そんなに厭なら、国に帰ればという、「陰の声」が聞こえてきそうだが、すでに日本に、ここチェンライ以上の「居場所」はないわけで、万一そう言われれば、じっと黙って耐えるしかない。 それにしても、前クーデター政権下で制定された「選挙法」による、連座制政党解散処分というのは、社会の混乱に拍車をかけるようなもので、感心できないが、いかがなものか。 余談といえば余談だが、ヨンユット氏の件から、かつて宮沢総理(当時)の手代とまで言われ、末は次官・大臣間違いなしかと言われてながら、「ノーパン・シャブシャブ事件」で追放された旧友・Nのことを思い出してしまった。憎めないいい奴だったが、彼も脇が甘すぎた。事が大きくなった背景に、やはり旧友のリョウタのミニ「復権闘争」があったことは、知られていないにちがいない。 Nは、その後、京セラに吸収された「三田」の再建など手がけていたが、今どこで、どんなことしているのか気になっている。 「三田」は ムォイ・タイのスポンサーとしてよくタイのテレビでお目にかかっていたが、タイのテレビから消えて久しい。
by payarn
| 2008-07-09 16:57
| 日記
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