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Since May 26 2007 |
2008年 03月 31日
【「梶さん」のトンボ 】 「梶さん」の「火葬式」に出席してきた。 仏事は10時から始まると決めてかかっていて、お宅に着いたのが、9時半ころだった。 参列者が少ないな。梶さんは、日本人だし、奥さんもこの土地の人間ではないし、そんなものかなと思っていたら、なんとなんんと、もう、法要は終わったあとだった。 お棺が乗せられた「パサート」も、急遽こしらえた裏口の外まで引っ張り出されていたので、変だなとは思ったが・・・。、 同じ村内に、「火葬式」がもう1軒あって、「梶さん」のところを先に済ませてしまったのだと聞いて、電話で確かめもしないで、しくじったなと後悔した。 「梶さん」のご親族の方に、亡くなった当日の様子など、ご報告したあと、梶さんゆかりの参列者などと、ダベッて時間をつぶしているうちに食事が振舞われ、12時ころから「葬送」ということになった。 火葬場に着くと、もう1軒のほうが先に到着していたが、火葬する場所はともかくとして、仲良く一緒という感じでほっとした。 実のところ、こういう場合はどうするんだろうなと、前々から、要らぬ心配をしていたが、なんとかなるものだということがわかった。 梶さんより年配の方は、最新式(?)の焼き場、梶さんは、昔ながらの、野焼き。 司会者も坊さんも、一緒。 雨にもならず、カンカン照りにもならず、参列者にとっては楽な火葬式だった。 火葬場から帰って、皆さんと、しばらくダベったあと、帰り支度を始めたころ、風向きのせいか、なんとなく「火葬場」からの煙のような感じがしたのだが、上空一面に、トンボの群れが来襲。 「ウスバキトンボ」である。この写真は、個体を目立たせるためにトリミングしたものだが、それでも30頭近くが写っている。全画面では、200頭まで、なんとか数えられたが、空一面では、1000頭ではきかなかったと思われる。 このトンボは繁殖をくり返しながら、夏の初めころまでには、日本列島にまで達する数少ない「渡り」をするトンボの種類である。 もしかすると、この夏ころには、九州・熊本あたりでも確認できるのではないか、ひょっとして、「梶さん」の「魂」を運びに来たのかもしれないと思われた。 「梶さ~ん、梶さ~ん、一緒に行こうよ、早く早く」と、上空のトンボたちが呼びかけているような気がした。 「そらみみ」にはちがいないことはわかっていたが、急いでカメラを取り出して、夢中でシャッターを切った。
by payarn
| 2008-03-31 20:11
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