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Since May 26 2007 |
2007年 11月 30日
【 庁舎オープン祝賀会 】 「メカム市役所」、やっと正式オープンにこぎつけた。 わが村・ノンギエン村などを含め、旧「メカム町」 の半分ほどは、現在の、この「メカム市」 には、行政区画上は、含まれてはいない。 「メカム町」 の歴史を簡単に振り返って見ることにする。 現在の住民の大半は、100年ほど昔に、現在の「ランプーン県パサーン郡」 から移住してきた人たちの、子孫である。 このあたりでは、もっとも大きな中核的な寺・「メカム寺」 の境内には、寺の由緒が掲示されているが、それによると、「メカム寺」 を建立したのは、当時「ランプーン」 からやってきた僧侶と10家族ほどの住民だったと書かれている。 お上の命による移住で、ビルマ系の住民を、チェンライから追い出したあと、無人状態に近いこの地に農民を送り込んできたものだそうだ。 その後も、血縁のものなどを頼りに、ランプーン、チェンマイ、ランパーン方面からの移住者が絶えず、やがて華人系の「徴税代理人」 や 「精米業者」 も入ってきた。 当時の産業といえば、「米作り」 と「材木の伐採・搬出」 くらいしかなかったらしいが、やがて「アヘン」 関連の麻薬の産出が、農民を潤す重要な資金源になった時期があったようである。 このあたりが、「ゴールデン・トライアングル」 と、呼ばれた所以である。 内戦状態の中国にも落ち着きが戻り、ベトナム戦争も終結し、世の中平穏になるにしたがって、麻薬に対する罪悪感も世界的なものになり、取り締まりも厳しくなった。それでも、20年ほど前までは、メカムは、「ヘロイン」 の重要な、いわば「積み出し港」 のような役割を持っていて、「アヘン」 の収穫時期には、深夜、我が家の前を「隊商」 が通って行ったものである。 我が家の前を流れている「メカム川」 を溯って行くと、麻薬王「クンサー」 のかつての本拠地のあった「ヒンテーク(トゥートタイ)」も遠くはない。 このころの「メカム町」 の「ムー・バーン(集落街区)」 は、10にも満たなかった。やがて、人口の多い「ムー・バーン」 のいくつかは分割されて、「メカム町」 は、12ほどの「ムー・バーン」 になった。 このころのことだが、「メカム寺」 のまわりのいくつかの町場の「ムー・バーン」 が集まって、「メカム・スカピバーン」 になった。 「スカピバーン」 というのは、公衆衛生や住民の生活環境の整備などに、住民から徴収した税金を使うことを認められた「自治区」のような組織で、「衛生区」 とよばれている。 「スカピバーン」 は、「郡(アンプー)」 の下に属し、自治裁量などといっても、わずかなもので、この時点では、行政区画上も「メカム町」 の一部だった。 やがて、タイの経済成長のおかげもあり、近隣の「ムー・バーン」 のいくつかを吸収して、「納税総額・人口」 などの用件が満たされて、自治市「テサバーン・メカム」の誕生ということになった。この時点で、旧「メカム町」 は、「メカム町」 と「メカム市」 に分裂したことになる。3年あまり前のことである。 この「メカム市」 も、市長(ナーヨック・テーサモントリー) が、正式に選挙で選ばれたのは、去年のことである。 選挙運動もしないで、ダントツ当選したのは、昔から懇意にしてもらっている「クー・ウェート」である。「ウェート先生」 と呼ばれている、元小学校教師で、現在は、やり手の「デベロッパー」 であるが、厭みなところのない好感の持てる男である。 「テサバーン」 というのは、「スカピバーン」 とくらべると、自由裁量で使える予算も大幅に増加した、いわば「自治体」 ではあるが、日本の市町村などと比べると、「自治体」 と呼ぶにはあまりにも貧弱な組織である。 行政上は、「郡・アンプー」 と同格であるが、住民登録・管理などは、相変わらず「アンプー」 に依存していて、役割などあいまいで、ややこしく理解しにくいことが多い。 「アンプー」 と同格であるからには、「庁舎」 が必要ということで、「メチャン郡役所」 よりはるかに立派な「庁舎」 が作られることになり、このたび3年がかりで完成し、「落成祝賀会」 ということになった。 たまにはテレビにも出るようなお笑い芸人や歌手なども呼ばれ、夜からは「ムォイ」 が開催される。 「ムォイ」 の入場料が100バーツというのは、格別である。バンコクから、プロのファイターもやってくるのかもしれない。昔だったら、飛んでいってカブリツキで観戦ということになるのだが、最近はそんな元気もなくなり、寒い中出かける気にはならない。なにしろ、最後の試合が終わるのは、深夜12時近くの長丁場である。 この新築庁舎、看板がかけられてから気になっていたことだが、「MINICIPALITY」 というのは、「自治体」 そのものをさす言葉で、「市庁舎」 という意味ではない。 よその市役所でも、皆、この言葉を使っているのかもしれないが、「サラー・チャンワット(県庁舎)」 のように 「庁舎」 を意味する看板をかけてもらいたいと思う。 「テサバーン・メカム」 を英訳しただけなら、「MAEKHAM MUNICIPALITY」 でも、構わないのだが、「看板」 は、やはり「市庁舎」 であって欲しい。 年寄りの冷や水で、どうでもいい、余計なことだが、気になって、「OXFORD」などで調べたこともあるので、一応書いておく。 もうひとつ気になったこと、それは「赤い屋根」。 かつては「赤い屋根(ランカー・シー・デーン)」 といえば、「精神病院」の代名詞だったのだが、最近、この種の建物の屋根はほとんど「赤い屋根」で、「ランカー・シー・デーン」 という言葉は、もはや「死語」 になってしまったのかもしれない。 【 稲刈りと野菜の収穫 】 我が家の稲刈り、昨日1日で終わらなかった。 「実るほど、頭(こうべ)をたれる稲穂かな」ではないが、稲刈りの適期を1週間ほど過ぎていたのと、このところの寒期の北風のせいで、稲が倒伏している田が多く、作業がはかどらなかったらしい。 おまけに、昨日と同じように野菜の注文が入り、2日続きで、素人3人組は野菜収穫。疲れました。 疲れも吹っ飛ぶような「野菜高騰」 の時期に作業してみたいのだが・・・。 3人で、延べ10時間かけて、やっと1200円ほどの売り上げ。 【 寒さ 】 朝霧、快晴。最低気温、12℃弱、昨日より0.5℃ほど高い。最高気温23.5℃。昨日より、1,2℃低い。 日中寒くて、毛糸のジャンバーとウールのズボン着用。日中も靴下着用。 天気予報によると、当分最低気温10℃前後の日が続くようである。
by payarn
| 2007-11-30 21:48
| 日記
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