ホーム・ページ
ランナー・タイこんなところに住んでます どこ、どんなとこ? わたしの家族 我が家のカレンダー 【 最近の追加・更新 】 写真集 『 ブナの森 』 (7/19) 検索
最新の記事
以前の記事
お気に入りブログ
その他のジャンル
ブログジャンル
画像一覧
Since May 26 2007 |
2007年 11月 16日
【 お前、犬か! 】
体調回復おもわしくないことと、一昨日の注射に興味があって、今朝またクリニックへ。 お尻に注射。 注射薬の入っていたビン見せてもらう。 Lincomycin (リンコマイシン)という「抗生剤」だそうだが、調べてみたら、商品名『リンコシン』とかいって、日本では、今は主に家畜やペットに使うものらしい。 さしずめ ”お前、犬か!”といったところだ。 人によっては副作用もあるらしいが、これがよく効くのだから、犬猫といわれても仕方がない。 ワクチンでなければ、ビールス退治は出来ないらしいが、風邪ビールスの活動を弱める作用のある「抗生剤」らしい。人によっては、対処療法の特効薬ということになる。 【 やっぱり写真屋 】 体調がよくないのに、やっぱり、写真屋頼まれてしまった。 かみさんも、断るわけにも行かなかったらしい。 山の坊さん、トゥ・サックも、一世代前でワンランク下のKODACのデジカメ持参で葬儀に参加してきているとのこと。面白い坊主である。 夜暗くても結構撮れるらしいよと、かみさん。 ほかにあてにしていた人のカメラが壊れているので、お願いと施主の「ウット」に頼まれたらしい。そんなこと言われて、断るわけにも行くまい。 今日夕方からの「上館(クンバーン・マイ)」の儀式と明日の「火葬式」は我慢するしかなさそうである。倒れることもあるまい。 写真は、「パサート」に棺を乗せる儀式のようす。 中央の白衣のご婦人は、この村に住んでいる「ウイ・ター」の実の妹さん。 右手の大きく写っている「小坊主(図体は大きいが、まだ、中学1年生)は、「ウイ・ター」の曾孫で向かいの息子「パ・サイ」。 一番右端に、顔だけちょこっと見えるのが、先導するやまの坊さん「トゥ・サック」。村の坊主ではないということは、正規の格式の高い儀式ではないのかも。 棺を運ぶのは、子や孫たちを中心に、近親者、隣人ばかりである。 「トゥ・サック」の左が長女「ア・ケーオ」の旦那「ナ・ワン(小生の義父の末弟)」、ひとりおいて、次男「ミヤン」の嫁の兄貴「アイ・ノン」、その左、ひとりおいて空色のシャツは、長男「アイ・マン」、その左が、末子で、「ウイ・ター」と同居している「ウット」などなど。 こんな葬式、いいなと思う。 このあと、棺を台の上にセットしたあと、相変わらず派手で鼻一杯に飾られた「パサート(お館)」に乗せる。 「死」以来、何回目かの愁嘆場が見られる瞬間でもあるが、「ウイ・ター」は、今夜は、この仮住まいに一泊し、明朝、後戻りの出来ない死出の旅路に旅立つわけである。 葬式のたびに感じることだが、北タイの葬式の習慣には、かつての遠州の田舎の葬式と共通すことが多い。 遠い遠い昔の、民族の近縁性を感じずに入られない。
by payarn
| 2007-11-16 21:15
| 日記
|
ファン申請 |
||