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ランナー・タイこんなところに住んでます どこ、どんなとこ? わたしの家族 我が家のカレンダー 【 最近の追加・更新 】 写真集 『 ブナの森 』 (7/19) 検索
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Since May 26 2007 |
2007年 07月 25日
【 「白桃」さまのコメントに寄せて 】
昨日の日記にコメントいただきました「白桃」さま、ご助言かたじけなく思っております。 どこのどなたさまかは存じませんが、見識のあるお方とご推察いたしました。 小生の北タイでの生き様の一部なども、ご披露できるのではないかと、逐一、弁解や意見など、書き込ませていただくことにいたしました。 太字の部分が、「白桃」さまのコメントです。 ○ 相手との交際は認めてあげ、結婚の時期は先延ばしへ。 タイの法律によれば、男女とも16才以上であれば、正式に婚姻届が出せるようですが、(北)タイの高校では、婚姻は認められていないようです。 学校当局に結婚していることが知られると、即刻、退学処分になるそうです。また、女子学生が妊娠しているだけでも、同様に退学処分ということのようです。 そうは言っても、タイのこと、生徒たちの間では、周知の事実であっても、厳しく調査追及するなどということもないようですが・・・。 娘たちの場合、この先どういうことになるかは、確かではありませんが、相手の男性側の希望では、来春以降、高校を卒業してから、式は挙げたいということのようですが、ケイの場合、問題なく進級できたとしても、来春は、まだ3年生で、本来は、結婚することは、出来ないのですが、向かいの従姉妹の長女「ジン」が、高校在学中に式を挙げたように、バレモトで、在学中に式を挙げるつもりらしいです。 ちなみに、「入籍」ということになりますと、このあたりでは、結婚後しばらくの間は、「入籍」しないで、第一子出産後に、子供の入籍と同時に手続きすることが多いようです。 ○ 結婚するまで、避妊は絶対条件。 この件に関しては、かみさんが、口を酸っぱくして、言いつけていることです。 父親が、どこの誰かもわからないような子供だけは絶対にごめんだよ”と。 こちらでは、避妊にコンドームを使うことはそれほど多くないということもあって、女性の側が、「避妊用の排卵抑制剤」を使用することが多いのですが、ちゃんと飲んでいるかを、しばしば確かめているようです。 ただ、娘の方は、”飲んでる”ともいいずらいのでしょうが、無言のままということが・・・。 父親としては、わが娘に関して、このようなことが話題になるというのは、複雑な心境で、さびしいかぎりです。 ほんとうのところ、永遠に処女でいてもらいたいという、ひそかな願いもあったのですが。 ○ 今、結婚を許したら、即、出産。出産は大人に成った女性がするべき。 その通りだとは思いますが、このあたりでは、「大人」とはとても思えない男女が子育てしながら、生活しているケースもあるように見受けられます。 そもそも、北タイの田舎の「原始人」たちには、「生活観念」とか「経済観念」などという、現代社会の常識などないようで、大人の世界でも、われわれ日本人から見ると、メチャクチャな家族も多いように見受けられます。 ○ 鈴木家、あるいは相手の家族と同居するにせよ、夫婦単位での生活力(経済力)や社会常識は必要。 この件に関しては、タイでも、まともな家庭では、常識だと思うのですが、生活力(経済力)というのは、実態としては、ただ生きていければいい程度にしか考えていない人間が多いように思われます。貧困でも、暮らしていけないほど窮乏している家庭というのは、ほとんど見かけないということは、どういうことでしょうかね。 北タイの田舎での暮らしであれば、自給自足と、ときたまの日雇いでも、やっていけるようなもののようです。精を出して働いて、体面を保とうと努力するなどということは稀有のようです。 家族を養うために必死で働く父親の姿など、滅多に見られないことで、義父のように、親父風を吹くわりには、扶養義務の自覚などゼロに限りなく近いものもあちこちにいるようです。 その分、女性は大変なのでしょうが、何とかなるもののようです。 子供は、生んでしまえば、勝手に育ちあがるか、誰かが面倒を見てくれると思っているのでしょう。 家族制度が、日本とちがい、「汎家族主義」とでもいえばいいのでしょうか、血縁者や近所の人たちが、子育ての支援をすることもしばしばのようです。 両親が健在であっても、祖父母に育てられていたり、両親の兄弟姉妹が養っているケースは、非常に多いようです。 「孫」や「ひ孫」のような赤ん坊を育てさせられることもあるかもしれないと、覚悟はしておりますが、いやはや、北タイのド田舎とは大変な社会だ痛感しております。 日本では、「家族崩壊」などと言われることがありますが、そもそも、崩壊する家族などない世界なのかもしれません。 ○ 郷に入っても、郷に従わなくて好い事も沢山ある。 『郷に入っては・・・』ですが、チェンライの片田舎暮らしなどしていると、決して従がってはならないことの方が実は多いように思われます。 生き方の問題でしょうが、いくらタイ人化していても、「日本人」であることには変わりなく、日本でも同じでしょうが、変な外人にはならないように気にはしております。 タイ人化した日本人など、決して、敬意されることはなく、さすがのタイ人たちからも「変人」扱いをされるに過ぎません。 時々、日本に帰るなどということもないだけで、”気の毒なことに、野蛮なこの地に埋もれてしまって”と白い目で見られることもなきにしもあらずです。 異文化の国からやってきて、努力しながら生きている姿こそ理想の姿で、そこから、彼らも、異文化の中にあるよさを取り入れ「文明化」の一助になるのだと思います。 ○ 相手の家族に恥をかかさなければ問題ない。 どこまでが常識で、どこからが「恥」かは、ことタイ社会にあっては、非常に難しい問題のようです。 タイ人は自尊心の強い民族だと言われることがよくありますが、当たり前のことでしょうが、日本とは、基準がかなり異なるようです。 タイには、タイの「恥」感覚があるのでしょうが、ひとたび、「恥」をかかされたときの、リアクションは、凶暴で、命にかかわる問題に発展することもしばしばです。 素朴といえば素朴ですが、つねづね『野蛮人』、『縄文人』呼ばわりしている理由のひとつです。 ○ 10代の男女の単なる恋愛感情が結婚へ直結する事には疑問。 おっしゃるとおりですが、娘より1才年上の娘・「メー」は、16才で結婚式を挙げ、予想通りでしたが、3ヶ月持たないで別れてしまいました。結納金など、返却すべきではないかと思ったりしていたのですが、そんなこともないようです。 昔から似たようなケースは多いように思われますが、たいした努力もしないで、うまくいかなきゃ別れりゃいいやという考えがかれらの「常識」のようです。 双方納得の上での円満離婚などということは少なく、女性が離婚後、復讐が怖くて雲隠れする話をよく耳にします。「メー」も半年近くバンコクの親戚を頼りに逃げ出しておりました。 とにかく、大人の世界でも、半数近くの人が、離婚歴があるようです。実態は、もっと多いのかも知れません。やせ我慢をして、結婚生活を続けているよりかは、いいことかもしれないと、経験を踏まえて一人合点したりしております。 そんな人たちは、身近にも多く、次姉のブオパンは、現在の夫は、3人目ですが、それぞれに子供がおり、幼少時に我が家で面倒を見た子供もおります。 お蔭で、「バツ2」の小生も肩身の狭い思いをしなくてすんでいるのですが。 ○ 当然、当人たちの意思が最優先だが、当人が子供の場合は親の意見も。 この場合、親の意見というのは、ほとんど聞き入れてもらえないようです。 ただ、小生の場合は、たとえ聞いてもらえなかったとしても、将来の「アリバイ」作りくらいのつもりで、意見はしておりますが・・・。 ○ 奥さんの”結婚すれば、異性との交遊でのエイズの心配がなくなる”というのは危険な考え、女性のエイズ感染は夫から、夫が遊び人なら一番危険。 確かに、遊び人の夫からの感染は心配しないといけないとは思いますが、相手の男性は、本気で結婚すると言っているくらいで、遊び人というほどのこともないように楽観しております。 一般的な話ですが、チェンライの田舎の若者に限って言えば、HIV陽性というのは、それほど多くはないようです。 アルバイトなどで「水商売」の世界に入ってしまった女の子などには多いのでしょうが、大人を通じて感染することの方が多いようです。 ○ 結婚、出産には一人の人間として最低限の段取りは必要、ケイちゃんは、まだ段取り不足かと。 仰せの通りです。 大体、所帯を持つという自覚不足です。 「おままごと」感覚なのでしょう。 どちらかというと気が利かないなまけものですが、かみさんは、幼い頃から将来のことをあれこれ考えて、主婦としての躾けはしてきましたので、家事に関しては心配しておりません。 ○ 状況次第では、日本の頑固親父の精神を通しても良いのでは。 そのつもりをしてやってきましたが、もう、そろそろ限界のようです。かといって、孝行親父にはなれそうもありませんが。 ○ 計画性、将来の展望などが欠如した地域社会の流れに乗ってしまってるような。 「計画性、将来の展望」などもって生きているタイ人、どれほどいるでしょうか。華僑がタイ人のことをバカにする所以です。 この件に関しては、『百年河清を待つ』でしょうか。 ○ 繰り返しになりますが、相手と相手の家族の面子だけ潰さなければ、即決する必要は無いのでは。 あと引かずに、そのように出来ればいいのですが、バカ娘が、また行方知らずになる可能性もあって、残念ながら、なりゆきに任せるしかなさそうです。 とは言っても、 いつ、だれと結婚すれば幸せに成れるのかは、誰にも分かりません 今度は、孫の成長を見守りながら、お爺ちゃん、お婆ちゃんとして生活するのも、、、 以前、みそのさまが仰っておられたように、人にはそれぞれ「業(カンマ)」があって、幸せになるも悲惨な生活を送ることになるのも、その人の持って生まれた「業」ということになるのかもしれません。われわれ夫婦にできることなど、ほんの些細なことしかなさそうに思っております。 ただ、「孫」養育をしている「爺さん、婆さん」には、なりたくないと思っているのですが、どうなりますことか・・・。 これも、「神様のおぼし召し」次第というところでしょうか。
by payarn
| 2007-07-25 15:59
| 日記
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