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ランナー・タイこんなところに住んでます どこ、どんなとこ? わたしの家族 我が家のカレンダー 【 最近の追加・更新 】 写真集 『 ブナの森 』 (7/19) 検索
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Since May 26 2007 |
2007年 04月 08日
案の定、「ロイ」の母親と、姉が、いちゃ文つけてきた。
別に、我が家で誘拐拉致したわけではなく、とりあえず住むところがなくなってしまったため、チャムトーンの番小屋にと考えついただけのことである。 今月20日過ぎれば、「オー・ポー・ポー・ロー(自警団)」が、彼女が住みかにしていた監視小屋での張り込みをしなくてもよくなるので、それまではということで、納得してもらった。 事実上、子を捨てているにもかかわらず、近親者としての面子もあることのようで、文句を言ってきたのかもしれないが、すぐ近くに住んでいながら、身の回りのことばかりか、食事すら与えていないにもかかわらずである。 「ロイ」は、いい加減な、並みのタイ人よりはずっとまともであるようだ。 炊事・洗濯・身のまわりの掃除など、日常生活のたいていのことはひとりでできる。 しかも、並みのタイ人より、ずっと綺麗好きで、几帳面である。 彼女には、結婚歴があるのだそうだが、これなら、家事は人並み異常にこなせたにちがいない。アルコール中毒の夫は、ずっと以前に亡くなって、それ以来は、独身なのだそうだ。 彼女にとって、もっとも大きなハンディは、多分難聴なのだろうが、言葉が喋れないことである。聞こえないわけではなさそうだが、彼女との会話は、身振り手振りを交えなければ通じない。手話のようなものもあるが、どこかで系統立てて勉強したわけではなく、経験の積み重ねで意思疎通できるようになっただけで、込み入った内容の話など全くできない。 今日わかった、彼女が普通のタイ人よりましだという理由のいくつかをあげると ・ なまじ、雑念が入らないだけ、他人に対する「思いやり」がある。 近所の「牛飼い」を仕事にしている老人に、気の毒だからと、日当20バーツの給金から、50バーツ恵んであげたらしい。ポケットからあり金全部をとりだして、もっていきなというしぐさをして、さし出したのだそうだ。 この老人も、気の毒な身寄りで、何人かいる子供たちはみな都会に出てしまい、ほとんど仕送りもなく一人さびしく暮らしている人である。朝から、日の暮れるまで、10頭足らずの牛を、餌になる草のあるところに連れて行き、行方不明にならないように監視しているだけが仕事をしている。 牛の持ち主が、半ば慈善事業で任せているようなもので、日当などは、おそらく5,60バーツもらえれば御の字にちがいない。身なりもこぎれいにしているわけではなく、「ロイ」にさえ同情されたようである。 ・ 今朝、いつものようにチャムトーンに行くと、簡単ながら、物干し場が作ってあり、洗濯物が干してあった。 我が家のバカどもなどは洗濯を井戸端で平気でするものがいるが、彼女は、洗面所内で洗濯をしていたらしい。 井戸端で、洗剤を流すと、浅い井戸に浸透する可能性もあり、危険であることを承知しているのだそうだ。 さらにさらに、洗濯物干し場は、小屋脇木の「サンプラプーム(土地神)」の近くの方が便利だし、適当な物干し竿さえ見つければ、ずっと簡単に、物干し場ができるのだが、彼女曰く、「神様」の近くに洗濯物を干すのは、恐れ多いとのことである。 いまどきの若いものには、気がつかない信心深さである。 ・ 洗面所内のポリ製の甕にはいうに及ばず、あたりにあるポリバケツやたらいなど、とりあえず思い浮かぶものすべてに、つるべで汲んだ水をためてあった。 別に、消化用ということでもあるまいが、その都度水を汲まなくてもいいわけで、気をきかせた生活の知恵である。 精神異常者という先入観があるためか、彼女の穢れのない精神的な健全さには、感心させられることが多い。 前にも書いたが、タイの経済状態に、はっきりとしたかげりを見た思いがした。 今日、いつものように、「ロータス」に、猫の餌など買い物に行ったのだが、閑古鳥が啼いている状態だった。 去年までなら、ソンクラーン(タイ新年)前の最後の日曜日、駐車場は満車に近く、店の中も客でごった返している状況なのに、ガラガラである。 その客も例によって、国境の向こう側からの客がほとんどである。 大買いする客は、100%、ミャンマーから仕入れにきた商人のようである。 炭酸飲料などの軍政権が禁止している商品など、ミャンマー国内では、仕入れられないものが多いようで、ロータスの売り場の棚は空になっているところが多かった。 そのほかに、砂糖、ロングライフ・ミルクなども、品切れのものが多かった。 さらにさらに、奇妙なことに、われわれが購入した2000バーツあまりのレシートを譲って欲しいという人がいたことである。20バーツ出して買っていったそうである。我が家の連中にしてみれば、思いもかけずに、1%のディスカウントに出会ったようなもので、いちもにもなく譲ってあげたそうである。 タイ国内から商品などミャンマー国内に運び込むために、「ロータス」のレシートが役に立つにちがいない。「ロータス」で購入したものであれば、当然レシートはもらっているはずで、おそらく、ほかの店で買ったものに使うのであろう。 たいていの店では、手書きのレシートしかもらえないわけで、これだと、官憲に信用されないのだろうが、「ロータス」のPOS印刷のレシートならOKということにちがいない。 写真は、今日の正午、5分前のクーポン食堂。 9室あるテナント・ブースのうち、奥の2つは、テナントが入っていない。 残るブースも、「カオマンカイ」などを除くと、ほとんど「麺類」の店だけになってしまった。 「メサイ」は、国内外の観光客や国境貿易で成り立っている町だが、中国元高の影響で、格安製品の魅力も減退「し、バーツ高で、観光客は大幅減少。バンコクなどど、国内からの観光客も、不景気が影響してか、激減らしい。 「メサイ」の商店など、青息吐息で爆発寸前のようである。 この状態が改善に向かわなければ、今年また、「ク」がおきることは確実戸尾も輪tれる。軍が、でっち上げた現政権、軍が転覆を図っているという噂が流れたこともあるが、先行きは全く不透明ということに。 北タイには、「元気印」の前政権の復帰を望む声すらあるようである。 田舎住まいであってみれば、どちらにしてもたいしたちがいはないのだが、これ以上バーツ高になってもらっては、年金生活者としては、つらいところである。
by payarn
| 2007-04-08 18:55
| 日記
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