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ランナー・タイこんなところに住んでます どこ、どんなとこ? わたしの家族 我が家のカレンダー 【 最近の追加・更新 】 写真集 『 ブナの森 』 (7/19) 検索
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Since May 26 2007 |
2006年 12月 08日
新米であることを気にして、やや早めに火から下ろしたため、味はいまいち。香りはさすがに、「新米」。つやもいい。
「カオ・ラーム」も、作ったが、こちらの方は、小生好みの「焦がし」が足りなくて、新米の香りはするものの、香ばしいが足りない。 「カオ・ラーム」というのは、「竹づつ飯」のことで、一般に市場などで売られているものは、「カティ(ココナッツ・ミルク)」や「赤豆」が加えられていたりして、菓子としてなら、結構だが、本当の美味しさは、「素」にはとてもかなわない。 米だけで、狐色に焦がしたもの、しかも、あつあつとなると、家で作るしかない。 北タイの縄文食のひとつだが、縄文人、うまいもの食ってたなあと感心する。 もっとも、現代の縄文人は、焦げたのは好かんらしい。ついうっかりして焦がしてしまうと、必ず回ってくる。このうまさのわからない奴、ザマア見ろである。 (写真は、市場で売られている、普通の「カオ・ラーム」。竹の外側は剥いてある。これは、「赤米」で、しかも、粉にしてあるものでつくってあるようである。まさしく名古屋名物『ウイロー』そのもの。) 【麻薬の話:その1】 姪・ノイの婿殿、「アイ・タン」の末妹、南部のハッチャイに嫁いでいる「ティップ」が戻ってきて、先だって亡くなった長兄の「ルン・ラット」の家の近くに住いを新築することになった。 南部の「爆弾騒動」が理由ではなく、バンコクを行ったり来たりしていた、亭主がある日、突然、音信不通に。 何のことはない、バンコクの「ブタ箱」。警察から連絡があったそうな。 「麻薬」の売買でパクられたのだそうだ。 「麻薬」と「博打」で稼いでいたのだそうだ。 最近の「薬」」は、「ヤー・バー(ふつうの覚せい剤)」ではなく、「ヤー・イー」とかいう「新薬」で、1錠400バーツ前後もするもので、利益も相当なものらしい。 「ティップ」の亭主は、多分、最短でも、10年くらいは、シャバには出てこれないということになったらしい。 幼児を抱えて、身内から遠く離れていては生活が立ち行きそうもなく、田舎に戻ってくるのだそうだ。ここなら、たとえ、無収入でも、生きていくことは不可能ではない。いざとなれば、長兄の遺産を処分すればいいし。(葬式代を、彼女一人で負担したため、兄の遺産は、独り占めできる。) 【麻薬の話:その2】 我が家のすぐ近くに、新築中の家がある。 昨日、一応完成し、職人たちと完成を祝っていたらしい。 施主は、まだ15歳の小娘。両親は、隣村の「パパオ」。 両親の家の近くは気に入らなかったと見えて、我が部落「パヤーン」の叔父の家のすぐ近くに、土地を見つけて、普請することになったのだそうだ。 土地代は別にして、建築費総額、100万バーツ強。 大きい家ではないが、当世風のしゃれた家である。 実は、彼女、中学も卒業しないうちに、バンコクへ出稼ぎ。 当然、「オミズ」。 そこで知り合ったのが、20歳そこそこの若者。 彼の両親は、バンコク近郊の町工場の経営者で、ドラ息子が、身を固めてくれるのならと、大喜びで資金を出したらしい。 結婚相手がどんな女であろうと、どこに住もうと、そんなことはどうでも良かったようだ。 このドラ息子、「ヤク」の中毒だったらしい。 結婚して、半年ほどになるらしいが、最近まで、「薬」は断っていたそうだが、またはじめたらしい。「中毒」になっているものが、そう簡単に止められるわけはない。 昨日の、打ち上げ宴会の席で、夫婦でいさかいになり、驚くなかれ、15歳の彼女が、他人様のいる前で、亭主に一発食らわしたのだそうだ。 15歳、やりますね。 頭にきた亭主は、長ドスを振り回して、殺すぞ!と、かみさんを追っかけまわし、かみさんは、殺されてたまるもんかと、我が家の向かいの「オー・ポー・トー(村の執行委員)」の家に逃げ込んだのだそうだ。小心者の「オー・ポー・トー」は、すぐに警察へ110番。 その後の経過は、聞いていないが、「薬」が警察に知れれば、この亭主も当分は「臭い飯」ということになりそうである。 所持していた「薬」の量にもよるが、ブローカーということでなければ、3ヶ月ほどのムショ暮らしで帰ってこれる。 わずか15歳の小娘が、土地を買って、家まで建てるというので、やっかみ半分で、白い目で見ていた近所のうるさい「雀」連中は、これで溜飲を下げたにちがいない。 なにしろ、彼女の同級生たちは、まだ中学3年生。 それにしても、北タイのお嬢さんも、やり手ですな。 何があったって、土地は自分名義なことだし、家(当地では、家の登記などない)も自分のものだし、「あっぱれ、あっぱれ」である。両親でさえ、娘に頭が上がらないのだそうである。 亭主の両親は、やっぱり、こんな小娘には、ドラ息子を改心させることは不可能だったと、悔やんでいるにちがいない。 無責任すぎるよ、タイのお父さん、お母さん。
by payarn
| 2006-12-08 21:54
| 日記
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