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ランナー・タイこんなところに住んでます どこ、どんなとこ? わたしの家族 我が家のカレンダー 【 最近の追加・更新 】 写真集 『 ブナの森 』 (7/19) 検索
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2009年 10月 10日
今朝6時10分の外気温は、23.0℃。 今朝の空、靄(もや)。
気象観測所の今朝の最低気温は、22.0℃。 昨日の最高気温は、33.6℃。 【「ちひろ」くんが、やってくる。】 いとしの「ちひろ」くんが、2、3日中に、やってくるという知らせがあった。 バンコクの日本料理の老舗、 「花屋」 の4代目である。 もうじき、9ヶ月になる。初見参である。ドキドキするほど楽しみである。 とはいうものの、こんなに早く遠出して大丈夫なのだろうかと心配になってしまう。 また、初対面の折り、老醜を怖がって泣かれたりしたらどうしようかと、今から心配である。 上の写真は、3ヶ月の「ちひろ」くん。4月28日の日記 に掲載したものと同じもの。 【「嵐」】 午後2時半まわったころから、西の山陰から、ドロドロドロと雷鳴が聞こえはじめた。まだ、上空は、青空だった。少しづつだが、なんとなく近づいてくるような気配はした。 3時ころには、上空は暗くなり、まちがいなく嵐が接近している気配。玄関先のベランダの木製の応接セット(?)を片付けたあと、手摺りの上にゴロッと横になって、空を見上げている。そのころには、上空は曇に覆われ、稲光のするお寺の山のあたりは、積乱雲の下なのか、銀色の「乱気流」が、渦を巻きはじめていて、なかなか面白いと見とれていた。 ほどなく、チャムトーンの方角、メカム川の上流方面から、「夕立ち」が近づいてくるのがよくわかる。どんどん近づいてくる、雨のすだれ、久しぶりに見る「広重」の浮世絵の風景。 そんな呑気な気分で、天候の急変を楽しんでいたのもつかの間、不吉な風が、木の葉を巻き上げ始めた。と、ほぼ時を同じくして、雨脚も強くなってきた。強風と豪雨が、ベランダにも吹き込んできた。大急ぎで部屋の中に避難。手近かな窓もすべて閉めた。 この風の強さ、やられるなと思ったが、ほんの少し雨風が弱くなり始めたのをチャンスに、外からの強風の圧力で重くなった玄関ドアを、よいしょっと開けて、ベランダへ出て庭を見ると、どの木もどの木も、今にも吹き飛ばされそうなほど、強風に痛めつけられて曲がっている。風速20m以上はありそうである。数年ぶりの強風である。数年前、真北から吹きぬけた嵐の時には、「ラムヤイ・スィーチョンプー(桃色ローガン)」の大木が根こそぎ、ねじり倒された。今回は、真西からである。 「野鳥」が種子を運んできて、我が家の庭で育った「マイー・ソー(ソー樹)」は、20㎡近く、特別に背が高いということもあって、真ん中あたりで、ほぼ直角に曲がって、今にも折れそうだったが、それでも必死に耐えていた。 強風に耐えてがんばっている姿を、何とか写真におさめようと、部屋に戻ってデジカメをもってベランダに出て前方を見ると、なんとなんと、時すでに遅く、「マイ・ソー」の姿が見えない。よくよくみると、上から3分の2ほどのところから吹き飛ばされていた。直径30cm近くになっている幹が、途中で大きく裂けていた。はじめて経験する、真西からの強風で、耐え切れなかったようである。 その直ぐ隣りに植えてある、大実の果実が食べられそうだと期待していた「バ・タン(プッサー:インドナツメ)」の大枝数本も、幹の根元付近でねじり切れるようにして吹き飛ばされている。かみさんの言ではないが、まことに「スィエダーイ(もったい無い)」である。 大鉢の「ファンファー」2本も、植木鉢の底を空に向けて、ひっくり返っている。 先だって、剪定したばかりの「リンチー」の枝も、まわりの枝を剪定したばかりに、強風に耐えられなくなって、かなりの枝が、追加剪定されたように地上に落ちている。 去年のうちに枯れてしまったのだが、野生「ラン」の「住居」ということもあって、切り倒せなかった「ソム・オー」も、とうとう、この「嵐」で、倒れてしまった。「ラン」の移転先の心配もしなければならない。渡りの途中の「ウスバキトンボ」のねぐらも失くなってしまった。 あっという間に通り過ぎて行った嵐、降りはじめには、この時期としては珍しい「雹(ひょう)」混じりだったドシャ降りの雨は、ものの15分かそこいらだったと思うが、雨量は100mm近くに達していた。 4時過ぎたころには、雨も小止みになり、あと片づけ作業の開始。「クイ・タム(義姉のつれあい)」が一番最初に、雨合羽を身に付けて、「マイ・ソー」の片付けをはじめ、続いて、小生、義父も小降りの雨の中、作業開始。午睡中だった(?)らしい「アイ・タン(姪・ノイのつれあい)」も出てきて、男手は全員集合。雨がすっかり止んだ後からは、「プッキー(姪の娘)」も手伝い始めたが、「プッキー」以外の女衆は、犬・猫の夕食の準備の後、人間さまの食事の仕度。 いつもより少し遅い夕食までに、折れた枝などの片付けは、おおむね終ったが、落ち葉の掃き掃除などは、明日ということに。 いざという時には、「大所帯」というのはいいなと思った。 強風の被害は、我が家ばかりではなく、向かいの「オーポートー(行政委員)」の家では、マンゴーの大木が、2階の屋根に倒れ掛かり、スレート板数枚が壊れる被害。 家主は、畑に出たままで、不在だったが、「アイ・タン」たち、近所の男手だけで、家の本体を壊さないように慎重に慎重に、マンゴーの大木を切り倒し、家主が帰宅したときには、片付け終っていた。困ったときには相身互い、「北タイの人情」、何時までも失くならないで欲しいものだと思った。 上の写真の、左よりの「風鈴」の真下が、途中で折れてしまった「マイ・ソー」の残骸で、左下には、倒れてしまった「ソム・オー」の枯れ木。 風は、大分弱まってしまったが、雨脚は未だ強かったときに撮ったもの。 一時は、門脇の「チャイヤプルック」の大木や「マカーム」の大木が危ないのではないかと心配していたが、この2本の大木は、この程度の風、長生きしていれば経験済みのこととばかりに、何事もない風だった。 家の西側の「椰子」の高木も倒れなかったのも、流石老木だけのことはある。一時は、引き絞った弓のように曲がっていたが、風がおさまってしまえば、どうということはなく、完熟していた「椰子の実」が数個落ちていただけである。
by payarn
| 2009-10-10 21:51
| 日記
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