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Since May 26 2007 |
2007年 07月 08日
【 「ケイ」、追放! 】
”泣いて馬謖を切る”という故事があります。 「三国志」に出てくる話ですが、小生の好きな諸葛孔明が、信頼していた部下の武将・馬謖の非をとがめて切り捨てる話です。 何をいまさらという感がないわけではありませんが、これから書く話は、恥を忍んで、後々の覚書として残しておくためにしたためたものです。 養女・ケイの不良行為の1件で、教師に呼び出され、とりあえずは、「始末書」だけで済んだが、残念ながら、むかしのケイには戻ることはなかった。 7月7日、土曜日の朝、今回が最後の「振り替え授業」ということで、さも授業に出るような素振りで出掛けていったが、最初から家には戻らないつもりだったらしく、夕方になっても帰宅しなかった。 この日の朝の、お説教時の二人の態度から、予感がしたのであろうが、よせばいいのに、かみさんは、電話してしたが、ふたりの携帯の電源は切られたままで、応答はなかった。 朝、出掛ける前に、授業が終わり次第早々に帰宅するよう叱ったらしい。 夜になってやっと「ノンカン」とは連絡がとれ、ケイが今日の「振り替え授業」に出ていないばかりか、火曜日の授業にも出ていなかったことが判明した。 彼女の話だと、帰宅の時間近くになって、ケイに連絡を入れると、すっかり酔っ払っているようすで、帰宅するつもりなど毛頭ないようだとのことだった。 「酒」、「タバコ」、「無断外泊」、「不順交友」、不良少女の条件は、十分すぎるほど。この話を聞いて、かみさんは、完全に切れてしまった。小生も、さすがに、先日の今日ということで、諦めがついた。これ以上「悪女の深情け」はやめることにした。 ”もう知らない、好きなようにすればいい”と何度も自分自身にいって聞かせて、冷静を装おうとしているかみさんの姿を見ていて、娘、ケイのことより、かみさんの方が心配になってきた。この間、体重もかなり減少して、目も落ち窪んだ顔は、結婚以来はじめてのことである。 あれこれ部屋の中など調べはじめ、飾り棚の隙間ふさぎになっていた洋酒1本がなくなっているのに気がつき、普段は開いていたことなど滅多にない飾り棚のガラスが、あわてて持ち出したのか、開いたままになっていて、間違いなく、今回、持ち出したにちがいなかった。 土曜日は、送迎用の車が迎えに来ないため、メカムまではバイクを運転して行き、「一時預かり」にバイクを預けたあと、路線バスでチェンライへ出掛けていったのだが、ケイが預けたバイクは、人手を頼んで、回収してきた。かみさんは、このバイクも処分するつもりでいる。 家の中も、ケイの制服や普段着の衣類、履物など、すべて処分。そのほか、ケイとかかわりのあるものは、片っ端から廃棄してしまった。心のうちでも決別しようと必死である。 仮に、戻ってきたところで、今や、ケイが身に着けていたものなど、全く目に触れられなくしてしまった。かみさん曰く、ケイには、この家のものは一切その権利がない。たとえ、「コトート(ごめんなさい)」と謝ってきたにしても、誰も口聞くんじゃないぞと、キック、プッキーに言い聞かせていた。 ケイの方から、家や家族を捨てたわけで、以後、われわれとの関係も修復はありえないことになった。「覆水盆に帰らず」である。 もうじき17才、北タイでは、この年齢で自活している子供はいくらでもいる。ケイの将来に、どんなことが待ち受けているのかは知らないが、ケイの進む道は彼女が自分だけで聞けることになる。 これで、ケイも、後ろめたい気持ちを持ちながら、学校をサボる必要もなくなるわけで、ちょっとばかり、むごいように思えなくもないが、自業自得、自ら選択した道なのである。 当分は、われわれ夫婦も、思い悩まされる日が続くことだろうが、いずれ、時間が解決してくれることと思う。 本日、このときをもって、中学時代以来悩まされてきたケイの件は、一件落着ということになったという事かもしれない。 年初に、今年は「激動の1年」になりそうな予感がしたが、予想通りのことになってしまった。 【 回線障害 】 昨日の夕方から、ダイヤル回線の速度が、一気に3分の1にまで落ち込んだ。 これでは、たいていのページがタイムアウトで落ちてしまい、使いものにならない。 いつものように、当方に不具合の原因があるのかもしれないと、半日近く費やして、あれこれ調べてみたが、原因は外側にあるようだった。 現在のこのパソコン、無罪。別の娘用のパソコンでも、同じ現象。 UPS,無罪。バイパスしても同じ。 近場の電話線、無罪。度々切断されて、地上に垂れ下がったままの電話線、切断箇所をつなぎ変えたり、絶縁テープを巻きなおしたりしても、結果は全く変わらない。 TT&Tのサーバーにトラブルかと思ったが、JIネットの1222でも同じ。 ということは、メカムの局からバンコクのTT&T中継センターまでの間で、何かあったにちがいない。土曜、日曜ということを考えると、電話回線のメンテや機器交換があったのかもしれないが、別段広報はない。 タイとはこういう国である。 日曜日の夕方近くに、なんとなく復旧したようであるが、まだ、いくらかひっかかる。 また、バカなエンジニアが、伝送制御ソフトでも入れ替えているのかもしれない。 イライラの上塗りである。 【 また、「猪」しとめる 】 「アイ・タン」、6,7人で出掛けて、また、「イノシシ」をしとめてきた。今回も6,70キロの大物で、子供たちの勧めで写真を撮ったが、掲載する気分にはなれないので省略。 今年は、これで、3匹か4匹目。「亥年」のせいか、なんか知らないが、こんなに捕れる年も珍しい。 「いのししステーキ」はおいしそうな気がしたが、今は、試してみる気にはなれない。 プロファイルの写真は、猫嫌いで人間の方が好きな、目下のボス的存在、「ニン」の幼猫時代。 病弱で、年中悲しそうだったが、現在はすっかり元気になった。灰色系統のトラはきれいである。 もう、これからは、悲しいことではあるが、ここに「ケイ」が登場することはない。「サラバ」である。
by payarn
| 2007-07-08 19:24
| 日記
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