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ランナー・タイこんなところに住んでます どこ、どんなとこ? わたしの家族 我が家のカレンダー 【 最近の追加・更新 】 写真集 『 ブナの森 』 (7/19) 検索
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2011年 05月 16日
今朝5時40分、我が家の外気温は、22.9℃。
今朝の天気、曇。夜中にも小雨が降ったようである。 農業気象観測所の今朝の最低気温は、23.0℃。昨日の最高気温は、32.1℃。 「ドイトゥン山塊」の北東の麓にある「メサイ職業学校」界隈は、雨期には、まとまった雨が降りやすい。 上の写真は、まだ降りだす前の山を望んだ景色だが、入学式がはじまるとまもなくドシャ降りの雨に見舞われた。暗いので、開けっ放してある講堂の大扉からは、シブキが吹き込んできた。 校庭の片隅の「火炎樹」、今が満開である。 【異常気象】 例年より1ヶ月近く遅れて開花した「リンチー」、やはり今年もいけないようである。 雨模様の毎日が続くなか、「熟期」を急ぐかのように、ピンク色に色づきはじめたが、悲しいかな成育期間が短すぎるのか、タネばかり大きく、可食部分は例年の半分ほどにもならない。開花が遅れたとはいえ、何年ぶりかの花の数で、食べられるようになるのが1ヶ月遅れでもいいからと期待したのだが、甘かった。植物の方は、開花遅れを取り戻そうと、それなりに頑張って、タネの熟成につとめているらしいのである。果肉の肥大や味の方は、二の次のような感がある。 いつもの年だと、7~8月になってから遡上する、メカム川の魚たち、5月には入ると早々、まとまった雨のあとの増水した川をさかのぼり始めた。 すでに、堰の上からの投げ釣りで、「パ・コット」がかっかるようになったし、「トンテン」に、「パ・ソイ・コム」や「パ・モウー」が飛び込んでくるようになった。 川の魚たちも、異常気象を感じて、うろたえているようである。 上の写真は、先日「トン・テン」にかかった魚のうち、小魚だけを雀焼きにしたものである。 【「キック」の入学式】 2ヶ月近く続いた春休みも、とうとう終り、今週から学校が始まる。 「キック」は、今日、「メサイ職業学校」の入学手続き。専攻は「販売学・サーカー・カーン・カー・カイ」だそうである。売り子の訓練でもするということなのだろうか。職業学校とはいえ、あまりにも夢がないのが可哀そうな気がする。元は中華学校だったわけで、せめて「中国語会話」でもマスターしてくれればいいと思うのだが。 「メサイの職業学校」は、「バーン・タム村」にある。在メサイの華僑が中心になって台湾系の華人たちが設立した「バーン・タム財団」が経営する「私立」の学校のようである。元は、メサイ在住の台湾系の華人の子弟に中国語を教育する私塾のようなものだったらしいのだが、10年くらい前にタイの学校基準にあわせることによって政府からの補助も得られるようになったようである。この学校のタイ語名では、「ロンリアン・アチワスクサー・メサイ(โรงเรียนอาชีวะศึกษาแม่สาย)」、略称は、「MVS(Maesai Vocational School)」だが、今でも、華人の間での正式名称は「泰國泰北 建華綜合高級中学」ということになっている。 タイの学校であることにはちがいないが、旧体字を使った中国語を教えることを売り物にしているようで、校内の掲示などすべて、我々日本人にもなじみのある旧体字表示で、新体字は勿論のこと、タイ文字表記の掲示などにもお目にかかれない。 カリキュラムには、全校生徒に対して、週7時間の中国語の時間が設定されている一方、高校課程に入っても、タイ語教育の時間はあるのがふつうだが、この学校には、タイ語の時間はまったくない。「キック」が、この学校に願書を出したときにも書いたが、中学校の第2外国語の時間に中国語をほんのちょっとかじっただけの「キック」には、ついていくのが難しいのではないかと心配している。とりあえず、どんな学校でもいいや、進学しちゃおーという安易なスタンスが垣間みえるだけに余計心配である。どうしてもダメなら、退学して「日曜学校」という手もあるわいということかもしれないが。 メカム学校やチェンライの職業学校でも経験したことだが、タイの学校には、日本の学校のように堅苦しいくらいにきちっと決められた式次第の入学式はないようである。入学式、オリエンテーションの当日に入学手続きをするのもちょっと意外だったが、なんと、当日になって入学願書を提出して、クラス分け試験を受ける子供も何人かいたようである。他の学校の入学試験に合格できなかった子供たちが、最後のよりどころの滑り止めで入学しようということらしい。「キック」が受験したクラス分け試験の成績をみても、満点が、何点かはわからないが、上は68点、「キック」は46点だが、これがちょうど半分くらいの出来だったにちがいない。それでも、成績の一番いいクラス、下はなんと25点、普通なら「落第点」である。まあ、言っては可哀そうだが、言っては可哀そうだが、高校進学などとても無理だとおもわれるような子供でも受け入れないと生徒数不足になってしまうのだろう、謂わば「落ちこぼれ学校」にちがいない。入学式にやって来た子供たちを見ても、どうみてもこれは問題児と思われるような子供がほとんどで、この子はと思われるような賢そうな顔つきや風体の子供は、探すのが大変。 式の始まる前の講堂のステージ(雨天体操場兼用)。 前方のステージの情報には、タイの現王朝の創始者「チャクリー将軍」の肖像とともに、「孫文」の肖像が掲げられているのは、さすがに「国民党、台湾」ならではのこと。 左よりの「歡迎」の次の行の先頭の文字は、「クサカンムリ」に「サンズイ」に「ニンベン」に「立」が組み合わさった文字だが、日本語の音では、「リ」と読むらしい。 「臨」と合わさると、「リリン」という漢語なのかもしれないが、未だかつてお目にかかったことのない語彙で、その意味のほどはわからない。なんとなく「個人指導」という意味のようにとれないこともないが、あてずっぽうである。 式(?)は、校長のオリエンテーションからはじまった。この学校の由来などの説明があった後、新入生の入学後の心構えなど、延々1時間あまりに渡って、この学校の教育にかける熱い思いが語られた。今どき、「私立」で、自分の学校だという自負でもなければ、こんな講話は聞かれないだろうと、ちょっとばかり感激して聞いていたが、タイの田舎のでき損ないのガキどもには、「馬の耳に念仏」のような気がしてならなかった。 校長は、最後に、「POWERPOINT」を使ったプロジェクターの映像を参考に、教職員の主要メンバーを、次々に紹介。ほとんどが、20代の若者のように見えたが、かいかぶりかもしれないが、何人かの教員は、「熱血先生」風や「ヤンキー先生」風だったが、これもやはり、教員の採用に裁量の余地のある「私立」の学校だからなのかもしれない。 これで校長は壇上から降りたのだが、先ほど紹介された専攻科目の責任教員などが次々に壇上に上がって自己紹介のようなことをしていた。 午前中の、行事はここまで、各自適当に昼食をとった後、クラスごとに分かれてクラス担任教諭にあれこれ指示をしてもらい、担任教諭は、出席名簿に保護者のサインをもらったと、担任教諭の連絡先などが印刷されている名刺をもらって、今日は流れ解散。 このあと、お上から無償支給される制服上下と校章のバックルつきのベルト、同じく校章の入ったブローチと着脱可能な校章ボタンを支給されて、今日のところは、帰宅。 「体操着(スア。パラ)」とガールスカウトの制服など一式は、無償で支給されることはないのだそうで、後日、購入ということに。 1組のクラス。保護者も同席が多かったが、40人くらいは、詰め込めそうな広さの教室だった。 ここにも、「タイ語」はなく、入口ドア脇には、前学期の学年末試験座席表が貼り出されたままだった。「中国語」を特別に選択している生徒たちだけが受験したのだろうが、1、2年合同の試験で、しかも名簿上は、全員が「中国名」、おそれ入りましたといったところである。後日、これらの生徒たちのな苗字などから、ルーツなど調べてみたいと思っている。 18日からはじまる授業の時間割を手に入れたが、長くなるので、また機会があれば紹介することにして、今日は省略。 【明後日から、新学期が始まる。】 今日16日は、飛び石連休中のハザマで、政令により「特別休暇」。この13日の金曜日は、「ワン・プッタモンコン(春耕節)」、どちらかというと「王室」の行事で、官庁関係は休日になるが、銀行など一般企業は普段どおり。ただ、官庁は、13日から17日まで5連休。公立の学校は、すべて休みだったはずだが、「私立」の学校は、13日も16日も普段どおりだった。 明日は「仏誕節」で、「お釈迦様」の誕生日で休日なので、18日からはいよいよ本格的な新学期が始まることになる。 「キック」の通学手段のことで、頭が痛い。雨降りなど、我が家から20kmほどある学校まで、小生が送り迎えさせられるのかもしれないと思うと、ゾッとする。寮があるので寮に入れというのだが、本人がその気にならないことにはどうしようもない。 【猫たち】 「ペット」、いよいよ危なそうだが、今日は、暇がなくてみてやれなかった。
by payarn
| 2011-05-16 23:19
| 日記
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