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2009年 10月 25日
今朝6時10分の外気温は、昨日と同じ22.6℃。 曇りのち、雲ひとつない快晴。朝のうち暗い空だったのが信じられないほどである。本物の「寒期」が、「かどを曲がって、近づいてきた」気配である。
気象観測所の今朝の最低気温は、22.7℃。 昨日の最高気温は、29.8℃。 【寒くなるか?】 WUNDERの週間天気予報によると、月曜日の夜あたりから、チェンライの最低気温は、20℃を下まわるようになり、いよいよ「寒期」らしい「寒さ」がやって来そうである。 気象局の3週間予報にも、COOLマーク(右図)」が、出始めた。 迷走している台風20号が、懸命になって北の「寒気団」を引き寄せているのかもしれない。 週末には、15℃近くまで冷え込むそうで、今年の「ローイカトン(灯篭流し)」(11月2日)は、暖かい「灯篭流し」かなと思われていたが、どうやらこの分では、いつもの年のように寒い夜の行事になりそうである。 鼻水ジュルジュルの猫たち、初めての「冬越し」が気にかかる。1匹たりとも死なせないように頑張らなくては。「電子カーペット」、「コタツ」も必要かもしれない。 【「サンタンカ」挿し木」】 2回目である。とりあえず、今年はこれで終り。 【「筧(かけひ)」の修復】 昨日から、止まっていた谷の水。配管を点検調整してOK。 水源に向かう畑の端などの通り道には、トゲのある雑草、「ミモザ」の仲間の「オオオジギソウ」( 拙稿 『 タイでよく見かける雑草 』 の Mimosa invisa 参照 )が背丈ほどにも伸びていて、そんな雑草の中に隠れて見えなくなってしまったパイプを、点検するのは、余程の恐いもの知らずの「野蛮人」ででもなければ出来ない。十分「野蛮人」なはずのかみさんでも敬遠する作業で、代わりにやってくれるものがいれば、小生とて絶対にやらない作業だが、かみさんにバカにされながら「蛮勇」を奮って突撃した。 今年は、何時までも適度の雨に恵まれて、雑草の繁茂は例年以上のようである。 なにが原因だったかは確認できなかったが、何かが詰まっていたらしい10mほどの塩ビのパイプを上下入れ替えたら、なおってしまった。 ハゼ科の小魚が、谷川を上っていったあげく、水源の取水口からパイプの中に入り込み出られなくなって詰まってしまうことがよくあるのだが、今回も同じ原因だったかどうかは不明。 【李の花】 先日、メサイの市場に、親指の先ほどの小粒の李(すもも)が、売られていた。この時期に、出回るということは、おそらく中国産だろうが、どの辺でとれたものであろうか。 我が家の庭に植えた「李」は、期待はしてはいなかったとはいうものの、「桃栗3年」で、たった10粒ほどとはいえ、今年実がなった。(6月24日の日記、参照) ご苦労ご苦労ということで、施肥などして来年を当てにしていたのだが、今年も花を確認できた。まだ、咲きはじめだが、数十輪の花は期待できそうである。はたして、結実するのは、このうちどれほどあるだろうか。 日本であれば、「狂い咲き」だが、チェンライでは「ウメ」も「サクラ」ももうじき咲きはじめる。 【花壇の片付け】 「サンタンカ」を刈り込んだ枝などの片付けをした。 昨日やり残してあった分である。 ピンク咲きの「ブーゲンビリア」の「根切り」も行った。これで、大鉢に植えてあるものすべての根切りを済ましたことになるが、しつこく鉢底からまた根をのばすにちがいないので、たびたび切らなければならない。 【メロンとスイカ】 「メロン(テン・クワ)」と「スイカ(テン・モー)」は、2頭の小象の名前だそうだ。 この2頭の小象を含め、全部で5頭による、流しの「象芸能団」が、隣り村の小学校の校庭にやってくる。 チェンライ郊外の「象村」から出張してくるのかどうかは知らないが、毎年、1~2回はやってくる。 あちこち流しながら歩いてやってくるのか、トラックで運ばれてくるのかはわからない。 今から100年ほど前、北タイの山々から、大量のチーク材が切り出され、船舶材として、主として欧米に運ばれていった。 切り出した山から、筏に組んで川流しできる場所までに、大量の象が働かされていた。世の中に象がいなければ、北タイの山は、禿山にならないですんだ。現代のブルトーザーやダンプカーのような重機のように使われていたらしい。 それが、半世紀ほど前になると、切り出す木材も枯渇してしまい、しかも道路が整備されて、各種の重機も普及するようになったこともあって、いつの間にか、象の出番はすっかり失くなってしまった。 自然破壊が進んだ野山に、象たちが気ままに生活せるような場所は、失くなってしまい、野山に放してやることも出来なくなってしまった。 象は長生きする生き物である。見殺しにするわけには行かないわけで、象遊園地のようなところで「芸」を披露しながら、暮らして行ける象たちは、まだいい方で、そんな生きる場所もない象も多い。 タイには、そんな象がかなりの数飼われているが、働く場所のない象たちも象使いたちも、生きて行くために、「乞食」のように町中を流して歩くものが出てきた。 それも、いつの日にか、社会的に問題があるということで、大都会での「流し」などは禁止されてしまった。 門付けの「角兵衛獅子」のような生き方が出来ないとなれば、「メロン」や「スイカ」一族のように、あちこちの、小学校のグランドなどに出かけて行き、入場料をとって、お粗末な芸でも何でも、生きて行くしかないわけである。 現在、タイにも、ほんのわずかだが野生の象が生きつづけている。野性の象だけを考えれば、すでに「絶滅危惧種」といっても差し支えないほど希少な動物になってしまった。 かつて一度は、華やかな舞台で活躍することができた分、絶滅の危機は先延ばしにされたのかもしれないが、結局は、かつての「マンモス」と同じような運命をたどることになるのだろうか。 北タイの平地では、すでに、「豹」や「虎」は、1世紀近く前に絶滅してしまった。まあ、人類だって、永遠に生き続けられるわけではなく、遠からず絶滅する日が来るのだろうが・・・。切ない話である。済いようのない小象たちを目の当たりにはできないので、かみさんは、決して出かけて行くようなことはしない。 「キック」と「プッキー」は、お小遣いをもらって、「メロン」と「スイカ」の力にもなってやろうと、「ノイ」のお供で、出かけていった。 今、夜の7時半、小象素のダンスが始まったのか、ポンポコ、ポンポコと伴奏の太鼓の音が風にのって流れてくる。ポンポコポン、ポコポンポン、心臓に悪い、リズムの音である。
by payarn
| 2009-10-25 21:43
| 日記
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